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「池田動物園をおうえんする会」あいさつ

動物園の未来

 動物が子供たちに与える大きな力。 それは、ゾウやライオンなど、日頃見ることの出来ない大型の動物を、間近で見たときの驚きや恐怖。直接触れ合うことの出来るウサギやヒヨコを、その手に抱いたときに感じる、小さな命の大切さや温もり。サルやチンパンジーが、道具を使ったり子供を抱いている姿に、自然と溢れてくる満面の笑顔。動物が子供たちに与えるたくさんの感動は、好奇心旺盛で豊かな感情、そして優しさと慈しみの心を育ててくれます。また、最近ではアニマルセラピーと言われる、動物との触れ合いによるリハビリテーション治療などもあり動物が高齢者の方々の、癒しや活力の源になっている例も多く見られます。
 このように子供から大人まで、人と動物の関係は、非常に密接で重要な関わりがあり、その場を与えてくれているもののひとつが、動物園ではないでしょうか。 しかし、情操教育の一環として、大きな使命を持つ動物園や水族館も、他の商業施設や少子化による入園者の減少が全国的に見られます。昭和28年(1953年)2月14日に開園し、60余年の歴史ある池田動物園も同様で、民間経営のため補助金も無く、入園料が収入の大半を占める中、飼育舎の老朽化、園内通路の整備など、様々な経費も増えているのが現状です。
 「池田動物園をおうえんする会」は、小さなお子様にも読んで頂けるよう、「応援」という漢字でなく「おうえん」と、ひらがなにしました。 未来の子供たちへ、感動と慈しみの心を育む場として、池田動物園を繋いでいくお手伝いをすることが、私達「池田動物園をおうえんする会」の目的であり、その趣旨にご賛同頂ける方のご入会を心より歓迎いたします。

2013年6月23日

一般社団法人 池田動物園をおうえんする会 会長 清水 努

池田動物園をおうえんする会について

 この会は、「子供から大人まで楽しめる動物園」をテーマに池田動物園を子どもたちの教育の場として、大人たちの癒やしの場として、歴史ある池田動物園を岡山の観光スポットの一つとして、動物たちのより良い環境と施設維持を目的に多方面からサポートしていくために立ち上がった非営利団体の集まりです。
 当初、池田動物園を良くしたいという思いで10数名の有志により立ち上がり池田動物園の忠政副園長様を交え会議を重ねてまいりました。会の名前も色々と案が出ましたが、その中で子供から大人まで、もっとも分かりやすい名称として「池田動物園をおうえんする会」と決まりました。そして平成25年6月23日の設立総会を終え、正式に役員を編成して本格的な活動に入りました。教育や観光、憩いの場としての動物園のあり方など様々な意見の中、池田動物園と連携を取り岡山を代表するより良い動物園になればと思っております。おかげさまで「池田動物園をおうえんする会」への賛同者の方も続々と増えております。皆様のご理解とご協力よろしくお願いいたします。